スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリー: スポンサー広告

【書籍】『ことばの障害の評価と指導』感想

大石敬子 編『ことばの障害の評価と指導』大修館書店、2001年、2520円 の感想です。

kotobano2.jpg

指導法の蓄積が、望まれます

言語聴覚士 ST をめざす人向けに書かれた3冊シリーズの入門書のうちの第3巻です。第2巻がおもしろかったので引き続き、読んでみました。

章立ては以下の通りです。

第1章 前言語期の言語発達と評価
第2章 語彙・光文の発達と評価
第3章 学童期の言語発達と評価
第4章 認知・言語的アプローチ
第5章 語用論的アプローチ
第6章 補助代替コミュニケーション[理論編]
第7章 補助代替コミュニケーション[実際編]
第8章 自閉症の子どもへのコミュニケーション支援
第9章 脳性まひ児へのコミュニケーション支援
第10章 保育園での支援
第11章 学校:ことばの教室での支援
第12章 専門療育機関での支援
第13章 家族への支援

第2巻の感想でも書きましたが、対象がかなり偏っていて、「ことばの教室(通級)のメインのターゲットはこういった子ではないのでは?」 という疑問は読後も残りました。(もちろん勉強にはなるのですが)

疑問の答えは第11章に書いてありました。この章は、三鷹市のきこえとことばの教室に勤めていた田中容子先生が書いています。

特殊教育を受けている児童の割合は全児童に対して特殊学校0.4%、特殊学級0.56%であり、通級学級に通う0.2%の児童を含めても全体の1.17%である。この数字は諸外国の10分の1にも及ばない(山口、2000)。しかし、わが国の障害児の割合が諸外国に比べて少ないわけはなく、(中略)多くの児童が、通常学級の中で学校生活を送っていると思われる。


ことばの指導が必要な子どもは通常学級にもとてもたくさんいます。これは教員に限らず、学校現場を継続的に見たことのある方ならば、みなさん感じているところでしょう。ただ、何らかの支援を受けているケースはまだまだ少なく、指導法の蓄積はさらに少ない ということでしょうか。これからの実践の蓄積が待たれます。

※ 引用部の参考文献は 山口薫編著『学習障害・学習困難への教育的対応』2000年、文教資料協会

関連記事
カテゴリー: 難言教員向け記事 | コメント: 0 | トラックバック: 0


よろしければコメントをお願いします

        
  
  
  


この記事へのコメント

プロフィール

S

名前:S
生まれ:東京
職業:小学校の教員
ことばの教室(通級)に勤務
家族:妻と小学生の娘

記事検索
RSS
特別支援MLのご案内

特別支援教育ネットワーク」に参加しませんか?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。