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【資料】障害のある児童生徒の教材の充実について

文部科学省が『障害のある児童生徒の教材の充実について 報告』をまとめました。

検討会が設置されたのは、今年(平成25年)の5月。24年7月の『共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進』の流れを受けています。

読み書き関係の教材については、報告書の3ページ以降に詳しく書かれています。

以下、効果と課題の部分を引用します(字の色は私がつけました)。

【効果】

  • 印刷されている文字等の認識に困難のある児童生徒は、音声教材により内容に対する理解が深まること、また、そのことにより自尊感情や学習意欲の向上につながるとともに、友達関係を構築する上でも効果があること。

  • 学級の児童全員に対して音声教材を使用させた後に、その使用の継続について選択させると、学習障害と診断できる児童だけでなく、それら以外にも何らかの原因によって読みに困難を示す多くの児童が引き続き使用していること。

  • 教科書と併用することで、必要に応じて児童生徒が自ら選択することが可能となり、学習内容の理解が深まるなど一定の効果があること。

  • 音声教材については、肉声でなく人工音声であったとしても効果に大きな違いはないこと。

  • 学習の基礎となる読み・書き・計算といった能力が習得困難なために、教科全体の学習が困難になってしまう場合には、適切なツール(ICT 等を活用した教材等)を用いて代替させることで、教科全体の学習内容の理解につながる可能性があること。(4ページ)



読みに課題がある児童にとって、(視覚教材よりも) 音声教材が求められている と強く感じています。 (もちろん、通級等で、読む力の向上を目的としたトレーニングはしていることが前提です。)

【課題】

  • 音声教材については、同音異義語などが出てきた場合に意味理解を助ける機能が必要であること。

  • 汎用性があり、操作性が高く、安価でアクセスしやすいものである必要があること。

  • 教科書の中で様々な資料が活用されている場合、教科によっては、それらをどの順番で読み上げれば良いかが分かりにくいこと。

  • 音声教材を紙の教科書と併用する場合には、対応するページの表示が必要であること。

  • 音声教材を使用する場合の指導方法は、従来の指導方法にとらわれず、効率的な方法を開発することが必要であること。また、一斉授業において、音声教材を使用する際の効果的な指導方法、配慮事項についても検討することが必要であること。

  • 音声教材の活用を支援することができる人材が必要であること。

  • 発達障害に含まれる障害は重複していることが多く、また、その困難の現れ方には個人差が大きいため、対象者の線引きが難しいこと。

  • 音声教材の製作については、教材を製作するボランティア団体が少ないため、必ずしも必要な教材が必要な時期にそろわない場合があること。

  • 音声教材製作時の負担の軽減に資する良質な教科書デジタルデータが必要であること。

  • 試験時にも問題文を音声化するなど、日頃の教材の合理的配慮と同様の合理的配慮を提供することが必要であること。(4-5ページ)



読みに課題のある児童への支援を 在籍学級の担任の先生にお願いする際に、感じている課題が端的にまとめられています。

道のりは長いですが、皆さんが それぞれの分野で がんばっていらっしゃるのを 感じます。私は 自分にできることをがんばっていこう と思います。

・障害のある児童生徒の教材の充実について 報告
・教育家庭新聞の記事

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職業:小学校の教員
ことばの教室(通級)に勤務
家族:妻と小学生の娘

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