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【書籍】『いじめとは何か』感想

森田 洋司 著『いじめとは何か 教室の問題、社会の問題』中央公論新社、2010、740円 の感想です。

日本のいじめについて、日本の学校について、日本の社会について学べます。

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著者はいじめを30年来研究してきた教育社会学者。本書の前半では、日本のいじめの歴史や、ヨーロッパ各国との違いが説明されています。後半は、いじめを生み出す社会はどのような社会か、分析的に書かれています。

キーワードは<私事化 privatization>です。伝統的な絆が緩み、個人の自己実現を重視するようになった、そういった社会の変化を<私事化 pricatizetion>と呼ぶそうです。

著者は<私事化 privatizetion>した社会において、いじめが起こることは避けられない、しかし、深刻化する前に止めることはできる、と主張します。

※ 日本にもヨーロッパにもいじめはあります。ところが、ヨーロッパでは学年が進むにつれて、いじめを止める人が増えるのに対し、日本では学年が進むにつれて、いじめを傍観する人が増えるのだそうです。また、いじめの件数はヨーロッパの方が多いのですが、同じ子を続けていじめる期間は日本の方が長いそうです。

発達障がいといじめについても、わずかですが記述があります。イギリスの調査によると、特別な教育ニーズのある子は、いじめの加害者にも被害者にもなる可能性が高いそうです。(私も、実感があります

いじめは大変痛ましい問題ですが、これを機に支援体制をさらに拡充させてほしいものです。

※ たとえば、いじめや不登校が大きくとりあげられたからこそ、スクール・カウンセラーや教育相談員が配置された、という実績があります。


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カテゴリー: 通常学級担任向け記事 | タグ: 発達障がい いじめ | コメント: 0 | トラックバック: 0


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