スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリー: スポンサー広告

【書籍】『シャドー・シンドローム』感想

ジョン・レイティ キャサリン・ジョンソン著、山下 篤子訳『シャドー・シンドローム』河出書房新社、1999、2940円 の感想です。

shadow.jpg

人生を 考え直す本です

著者の ジョン・レイティ John Ratey は精神科医。成人のADHDの専門家で、本人もADHDです。キャサリン・ジョンソン Catherine Johnson は編集者。息子の関係で自閉症研究連盟の理事をしています。軽いうつになったことがあります。

この本は、2人の著者自身の経験からはじまり、さまざまなタイプの人が 人生を考え直します その過程を追って生くことで展開されます。

彼らは、悩みをかかえています。一見すると、それは、彼らの性格だったり、努力の不足だったりに見えます。それは、どこにでもある問題です。ですが、それは 軽症の精神疾患 -シャドー・シンドローム- の現れなのです。

軽症だからと言って、軽く見てはいけません。むしろ軽症の方が事態は深刻 だったりします(この本のおもしろいところは、シャドー・シンドロームが時と場合によっては長所にもなりうることを説明しているところです)。人生に深刻な影響がある場合は、専門的な知識をベースにした、治療が必要です。

この本では、軽症の うつ 躁 間欠性激怒障害 ADHD 自閉症 強迫性障害 などがとりあげられます。(障害名よりも スーパー・ウーマン エネルギッシュ よく怒る 冒険的な人 人付き合いが苦手 買い物好き といった具体像を書いたほうが、この本の内容にはぴったりかもしれません。)具体例も豊富で、臨床をされる方はヒントが数多く見つかるでしょう。

少し古い本ですが、日本の状況からすると、当時はあまり話題にならなかったのも納得できます。今、読んでも時代の先取りになるぐらいでしょうから・・・

関連記事
カテゴリー: 特別支援関係者向け記事 | コメント: 0 | トラックバック: 0


よろしければコメントをお願いします

        
  
  
  


この記事へのコメント

プロフィール

S

名前:S
生まれ:東京
職業:小学校の教員
ことばの教室(通級)に勤務
家族:妻と小学生の娘

記事検索
RSS
特別支援MLのご案内

特別支援教育ネットワーク」に参加しませんか?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。